世の中をより一歩知る自己牧会ブログ

OUTPUT用のブログです。今を強く生き抜くために必要なことを分野問わず共有したいと思っています。

読書レビュー ~あり金は全部使え貯めるバカほど貧しくなる、堀江貴文著~

こんにちは、まえぴーです。

先月発売されたホリエモンさんの新書「あり金は全部使え」がようやく注文して届きました。ホリエモンさんの本は何度は読んだことがありますが、どの本も述べてある本質的なことは同じですが、毎回いろいろな学びや刺激をもらいます。そこまで堅苦しい文章の構成でもないので読みやすいです。もうこの本はメルカリで売ってしまいましたが(笑)、インプットした情報は、ノートにメモするとか、ブログで書くとかしてアウトプットしないと一晩寝たらキレイさっぱり忘れてしまうので、私なりの本書のポイントをまとめてみました。

 

 

あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

 

 

目次

 

冬に備えないキリギリスであれ

 本書は、イソップ物語の「アリとキリギリス」の物語を例にして、現代のお金に対する世間一般に常識の考え方に問題を投げかけています。物語の内容は、夏の間にコツコツ働き、十分な蓄えを準備してありが生き延び、蓄えずに遊んでいたキリギリスは飢え死にする戒めのある話です。冬になって食べ物をもらいに来たキリギリスをありがほれみたことかと門前払いする。将来のことを冬を考えずに今を思い切り楽しむ人生をしていたキリギリスは”悪”で、将来に備えてこつこつと貯蓄してきたありが”善”と描写されている。有限の食料に頼っている生活の設計ならばこの教訓は一理かもしれないですが、しかし今はどうでしょうか。キリギリスのように好きなときに好きなだけ食べても全く困らなくなっています。

 

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貯金信仰への流れ

今は、穀物からお金という形に変わっています。

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お金の目的

お金は本来、使うことで私の生活が豊かに幸せになることが目的です。お金は目的を達成させるためのツールなのです。

組織に頼るな

 日本には「正社員であれば安心だ」という常識が根強くあります。


「俺の銀行の残高が一番少ない!」堀江が語る投資論(年金を語る#3)【NewsPicksコラボ】

 にて、ウェルスナビCEOの柴山和久さんが、「これから正規社員が全体の過半数を切ってくる」と話しています。TOYOTAという大企業においても、年功序列・終身雇用の制度が崩れかかってきている中、いつ倒産するかわからない状況で、正規社員でも非正規社員でも、大した変わりはなくなってきています。

手持ちの資金で始められるベンチャーに挑むなど、自由に生きたほうがいいと提唱されています。

株より遊びに投資しろ

 お金を使うというと、「株式投資」がイメージしやすいです。

しかし、ホリエモンさんは、「仮に何か大きな目的があって、そのための投資をするのだという人がいたとしてもそんなことをするくらいなら別の、何か熱狂できる目の前のことにお金を使えと言いたい、株なんてギャンブルに過ぎない」と話されています。

でも、ホリエモンさんは以前、株に関する書籍を推薦していましたが、あれ?ちょっと言っていることが違う気が・・・っと思いましたが、株に興味があるのであれば、この本がお勧めですよって言っているのだと思います。

 

マンガでわかる最強の株入門

マンガでわかる最強の株入門

 

 

今後、投資すべきところは遊びです。

ITの発展で、今まで人力で時間も労力もたくさんかかっていたところが、そこが一気に少なくなり、すべての人に多くの余暇時間が生まれ、遊びが人生の中心になりつつあります。自分の興味関心を広げていきましょう。

金持ちを目指すな

お金持ちになりたい理由はなんだろうか。

お金をたくさん持って何をしたいのか。

お金持ちになりたいという気持ちは、不安の裏返しでもあります。豊富な資産がもしもの時や働けなくなった時の不安を解消してくれると信じているのでしょう。確かにお金は、多少のトラブルや不安を解決してくれる役割もあります。

しかし、いくらお金持ちになっても、自分のやりたいことや真剣にはまっていることがはければお金の不安は消えないもののようです。

世の中のほとんどの人は銀行にお金を預けているでしょう。

預金通帳の残高がたくさんあることが安心につながり、その数字を増やすことが幸福につながると信じている人は多いかと思います。

この固定観念をほどくには私にも時間がかかりそうです。

勉強になったピンポイントになった箇所

 ・家を買うな

「賃貸は家賃がもったいない」という意見を考え直してみよう。

持ち家には、固定資産税がかかる。ローンの金利も取られる。建物の価値は年々減価していく。快適な生活空間を保つために、壁や水回りなどの修繕等のメンテナンスが必要。世帯が若いうちはよくても、高齢になってくるとバリアフリー化のための住宅改修が必要になってくる。世帯構成も変わってくる。子供が成人し家を離れて、高齢夫婦に見合わない広い余った空間が生じてくる。ライフスタイルの変化に応じて、住まいを切り替えていくほうが時代の流れにあっている。

 

・田舎を出ろ

都会で暮らしてもいないのに、田舎最高!とか都会を批判するのはいかがなものか。

田舎愛の強い人ほど、「東京は暮らしづらい」、「東京には幸せはない」と言っている人もいるが、住んでから言えばよいと思う。

日本の中心は東京。面白い人や刺激的な情報を持っている人の割合は、地方とは比べ物にならない。

最後まで読んでみての感想

ホリエモンさんは、よく批判を受けたりTwitterで炎上したりなどいい意味でも悪い意味でも注目されることが多いです。「金で買えないものはない」とホリエモンさんが言っていない言葉や独り歩きして、イメージが下げられていることがあります。しかし、youtubeのHORIEMONチャンネル等動画で、言動を見ていると、「金がすべて」というわけではないことがわかるはずです。今まで受けてきた教育や慣習で凝り固まった常識を崩してくれることがとても面白いなと思っています。本書を読んで、ホリエモンさんの知らなかったことも知ることができました。刑務所でメルマガのための記事を1000以上書いていたりとか、20代前半で結婚して子供いることなど発見もありました。

生き生きと生きている方を見たり、その人の本を読んだりしていく中で、私も何か行動していきたいと思います。

 

最後までご閲覧いただきありがとうございました。