世の中をより一歩知る自己牧会ブログ

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読書レビュー ~死ぬこと以外かすり傷、箕輪厚介著~

こんにちは、まえぴです。

NewsPicksやAmebaTVに多く出演している幻冬舎編集長の箕輪厚介さん、最近は地上波のテレビ番組にも見かけるようになりましたね。私が、箕輪さんの一番特徴的だなと思うところは、副業としてオンラインサロンの経営やコンサルティングの仕事で、本業の20倍以上の収入があるにもかかわらず、独立せずにサラリーマンとして働いているというところです。多くのビジネス書や自己啓発本では、脱サラリーマンを推している印象があります。しかし、箕輪さんはサラリーマンとして幻冬舎の編集長として働くことにメリットをもっていて、それをいわゆる”副業”に活かしているところは、すごく斬新であるし合目的だなと思います。

 

正直、第2章の途中までは、

箕輪さんは編集長という立場だから、できるのであって僕にはできないから、自分には関係ないや

って思って読んでいました。

 

しかし、私も今の会社にいることによるメリットを考えてみると、自分のブランド力を高めたり、会社のブランド力を利用したりすることはできそうなことに気づきました。この本を読み終わった後は、今サラリーマンとして働いていますが、仕事の中にいろいろな発見や学び、そして自分のブランドを高めていくことにつながることがイメージできました。私自身の立場と照らし合わせながら、私が感銘を受けた箇所や感想を綴っていきます。

 

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

 

 

目次

社員を奴隷にする会社は捨てろ

会社が社員の人生を丸ごと面倒を見てくれるわけではない。会社なんて給料をいきなり下げることもあれば、リストラする可能性もある。いつ潰れるかもわからない。そんな不確かな組織に、就業時間外のプライベートな時間まで縛る権利があるわけない。こういう会社の経営者は、社員のことを自分の奴隷だと思っているのだろう。 

と述べてあります。一見すると、一つの会社に固執して務めるのではなく、自分の力で稼げるようにならないといけない。つまりサラリーマンから脱出すればいいのか?と思いましたが、続けて以下の箕輪さんの仕事の状況を表す一節があります。

僕は現在10社を超える企業・団体とプロデュース契約を結んでいる。様々な業態のトップランナーと日常的に接していると、ビジネスの最前線で起きている動きが皮膚感覚でわかる。

この一節を読んだときに、

施設で作業療法士で働く私には関係ない話だな

って思って寝落ちしました(笑)だって、そんな大物と契約とか、最前線とか、まったく縁が私の職域にはないですよ。でもその次の章が良かったので、続きを見てくださいね。

ブランドを稼げ、未来を稼げ

 

幻冬舎の給料をゼロ円に下げられたとしても、僕は幻冬舎に籍を置きたい。いやむしろお金を払ってもいいくらいだ。会社には感謝しかつかない。会社の文句を言うサラリーマンが僕には信じられない。

つまり、僕は幻冬舎というフィールドで「金」ではなく箕輪厚介という「ブランド」を稼いでいるのだ。幻冬舎の社員としてベストセラーを出し名前が売れることでオンラインサロンのメンバーが増える。プロデュースの依頼が来る。自分の名前でやる仕事が増える。

ここでしっかり自分の立場に置き換えて、考えないと自分には関係ない話と思ってしまうと思います。

いやいや給料ゼロで働きたくないよ、まして感謝はない

ってなります。

しかし、箕輪さんは自分のブランドを稼いでいると言います。会社にいることのメリットが彼にはあるのです。

私の場合、小さな施設で障害のある子供たちのお世話をしています。そこで、偏食がすごくてベビーフートを吐きまくる子供がいたり、トイレをすごく嫌がる子供がいたり、他の子供に暴力をふるう子供などいろんな子がいます。

私は、勉強自体は嫌いではないので、いろいろ本で読んだり文献探して解決方法を探します。こういう現場でしか得られない、勉強材料は貴重なものだと思います。そして、私はブログを始めてから、自分が勉強したことをアウトプットする場として活用できることに気づきました。SNSでアップすると、多少のレスポンスがありますから、自分のモチベーションの維持にもなります。とにかく今いる会社にいるメリットを十分活用することは必要なことだと思いました。

 

今やれよ! そして最後まで読んでみて

もちろん仕事論として「小さなことができない人間に大きなことはできない」「どんな仕事でも心がけ次第で黄金の仕事に変わる」などという教えはある。しかし、球拾いを頑張っているから、いずれはプロになれるというのは甘い考えだ。これは実力主義のスポーツの世界では当たり前の事実だろう。ビジネスパーソンの世界でもこれからは同じだ。 

今はSNSでもオンラインサロンでも、様々な情報に触れる機会があります。昨日までにできなかったことをできるようになる、日々を過ごせるように、今目の前のできることをひらすらやり続けていこうと思いました。